書籍紹介(その他) 「ずるい英語」

●「ずるい英語」(青木ゆみ著、日本経済新聞社)

分類としては「英会話」「スピーキング」となるのでしょうか。
とは言え、なかなか書籍のジャンル分けが難しいのですが、
この「ずるい英語」(著・青木ゆか、日本経済新聞出版社)です。

元・落ちこぼれ留学生の英語講師 VS 英検2級に落ちたまんが家
が英語勉強法に革命を起こす!
楽しく読めて、3日で話せるようになる!
「えっ! うそ〜、そんな方法で英語が話せるの? ずるーいー! 」
の「ずるいえいご」です。
(Amazonの内容紹介より)

著者の青木ゆかさんは、米国公認会計士、すてる英語トレーナー、プロ講師として活動。

青木ゆかさんの提唱する「すてる英語」とは、一言で言えば、一種の「言い換え」トレーニングなのですが、
同時に「完璧な英語でないと恥をかく」と過度に思い込み過ぎている
(かつてはぼくもそうでした)日本人の学習者にありがちなマインドセットを吹き飛ばす効果もあります。

「言い換え」を要求する部分は中級レベルでないと初心者には難しめかもしれませんが、
重要でない枝葉末節は思い切って「捨てる」その考え方は、初級レベルでも十分通用します。

ちなみに本書は元々、「捨てる英語」のタイトルとなる予定だったのですが、
編集部側の意向で「ずるい英語」となったのだそうです。
なるほど。何やらいわくあり気な「ずるい英語」のタイトルのほうがキャッチーで、だからこそ売れたのでしょうが、
「捨てる英語」のほうが内容に合ってますし、ここで紹介している方法論はちっとも「ずるく」ありません。
ずるくないどころか、外国語習得における本質を突いた良書だとすら思います。

この本を読むことで、スピーキングに対する恐怖やハードルは間違いなく下がります!
ぼくも英語がカタコトレベルのとき、「この本にさえ出会っていれば~」
と、そんなことを思わせる一冊です。

同じ著者の続刊として、「なんでも英語で言えちゃう本」(日本経済新聞出版社)がありますが、
ここに挙げた本書で十分、その骨子は余すことなく紹介されているのと、
ほしのゆみさんによる漫画が楽しく読みやすいので、ここでは本書のほうをおすすめします。